観光庁「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成に向けた実証事業」

本事業について

【背景と目的】
パークツーリズムは、四季折々の美しさを誇る多種多様な花や植物、海の自然とのふれあいであり、人々が公園の自然と共に楽しむ旅と、観光の地域づくりである。Withコロナ期においては屋外で自然とふれあうことができ、趣味、鑑賞、学ぶ、レクリエーション活動を目的とした旅行スタイルの需要が高まっている。これまで船橋はベッドタウンとしての位置づけであったが、ふなばしアンデルセン公園がトリップアドバイザー®の2015年日本のテーマパークランキング第3位になったことにより、年間90万人が訪れ、全国的に有名な観光地となった。船橋市は平成22年に制定した「船橋市公共サインガイドライン」に基づき、誰もが楽しめるユニバーサルの視点を取り入れた案内板等の設置を進めており、船橋市として“ユニバーサル”推進のため注力している。今後はベッドタウンというイメージではなく、都心に近い立地を生かし、ふなばしアンデルセン公園、ふなばし三番瀬海浜公園を中心として観光分野の活性化を図りたい。高齢社会やハンディキャップを持った方にも優しい地域づくりが問われる中、施設の受け入れ体制の構築や整備を行い、より安全、安心に誰もが気兼ねなく参加できるユニバーサルツーリズムの確立に向け実証事業を行う。

【事業概要】
withコロナ期における近隣観光の需要に応え、afterコロナの「誰もが訪れて楽しめる」観光資源に昇華させるための取組を行い、新たな誘客の形と高付加価値の滞在コンテンツ造成を模索する。本事業で中心となるアンデルセン公園・三番瀬海浜公園のスタッフに向け、ユニバーサル化促進セミナーを行い、市内または隣接している市町村の観光事業者・自治体職員、一般(病院・学校・学生など)などにも参加できるように開催し、船橋市全体のユニバーサル化浸透促進をはかる。アンデルセン公園のバリアフリー・ユニバーサル化(車いす等で楽しめるアイスチューリップ鑑賞モデルコース、バリアフリーMAP造成)について調査・実証を行い、ふなばし三番瀬海浜公園では特殊車いすの利用により浜まで出られ、野鳥、干潟の生き物に触れられるワークショップの開催、リモートワークショップの活用などによって多様な受入プログラムの造成、将来的には都心に最も近く、車いすでも潮干狩りができる”潮干狩り場を目指す。船橋市立リハビリテーション病院の患者と家族の会を対象としし、前述の各公園やいちご狩りなどを取り入れて、旅行商品としての完成度を高めたモニターツアーの実施を通じて課題の抽出、専門家からの意見聴取を行う。モニターツアー実施の際は、市内に拠点をもつコスモスバスのリフト付きバスを活用し、地域の多種多様な業界にユニバーサルツーリズムの考え方を広めていきたい。

事前セミナー

【アンデルセン公園】12月8日

【ふなばし三番瀬海浜公園】12月9日

プロモーション

【拍手キャンペーン】
千葉県船橋市は都会に居ながら四季折々の自然を感じる事ができます。海の輝き、波の音、潮の香り、心地よい風を感じる「ふなばし三番瀬」。森の緑の空気や花の風景を楽しめる、異国情緒あふれる「ふなばしアンデルセン公園」。日常からちょっと足を伸ばせば、心豊かに安らげる自然に出会えます。写真家 佐藤仁重氏がとらえた船橋の写真に拍手を送ってください。

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