覚王寺・難陀龍王堂


 覚王寺は真言宗豊山派の寺院で室町時代後期に開かれたと伝わります。難陀龍王は海上守護の神。龍神様として人々の信仰を集め、欅造りのお堂は嘉永3年(1850)の再建と伝わります。正面の龍、北・東・西面の彫刻は仙人や仙女が彫られ立体感ある表現で躍動感にあふれています。棟札によれば棟梁は船橋九日市の芝谷兼吉平政保、彫刻師は江戸・長谷川町の住人、松田乙次郎藤原一元とあります。ところで本堂前に、唐金の立派な線香立てがこのほど奉納されました。市内で料理屋を営む檀家の主人が、急逝された奥さんの供養として奉納されたものです。

住所

〒273-0005 千葉県船橋市本町3-24-6

アクセス

京成線船橋駅より徒歩8分。

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