
旧葛飾町一帯は栗原郷であった。家康は側近の成瀬正成に慶長5(1600)年、栗原郷4000石を与えた。のちに次男之成が、栗原郷他1万4千石を譲られ、栗原藩主2代目となったが39歳で病没。その子之虎はわずか5歳で夭折。寛永11(1634)年、断絶した。この「成瀬地蔵」は、貞享4(1687)年、印内村名主の田中徳左衛門、忠左衛門と女性だけの念仏講中によって寄進、建立されたもので、夭折した之虎の霊と、幼くして他界した地元の子らの霊を弔う為であったと伝えられている。さて、案内板中の「宇都宮釣り天井事件」との関連は、時間も矛盾し間違いであろうと思われます。
住所
船橋市印内1-1-32
アクセス
京成線西船駅より徒歩2分。