
鎌倉時代からの古刹、多聞寺の向い側の「藤棚の池」。この一帯、街道に沿って東西に溜め池が並んでいました。昭和20年代後半までは水田へのひき水や水稲の種籾(たねもみ)を浸けて発芽を促すタナヤ(種井)として利用され「タナヤの池」とも呼ばれました。溜はいずれも良好な湧水を誇り田畑や生活に密着した存在です。「二子藤の池」の名は藤の古木に由来します。春になると行われる、溜さらい、川さらいではウナギ・コイなどが大量に獲れ、それを魚屋に売って慰労会の費用とした、とも言われます。
住所
〒273-0036 千葉県船橋市東中山1-20-22
アクセス
京成線東中山駅より徒歩7分。
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