白樺派・実篤揮毫[椿の墓]


 五輪塔、宝篋印塔を左に観て宮本公民館の後側、小高い墓地の奥に【椿の墓】がある。岸田劉生に師事、船橋小学校や慶應幼稚舎の図画教師も勤めた洋画家椿貞雄の墓。墓碑は白樺派文豪、武者小路実篤の筆。椿は「新しき村運動」の参与も務めており葬儀委員長・実篤は老齢で椿の門弟でもあった清川尚道(新しき村村外会員)が代行した。大正時代からの新しき村運動が船橋の近代文化活動に与えた影響は少なく無く、清川は中央公民館で「コントン会」という絵画サークルを主宰した。

住所

〒273-0003 船橋市宮本6-16-1

アクセス

京成線大神宮下駅より徒歩7分。

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