取掛西貝塚が船橋市初の「国史跡」に指定されました。

市内中部にある取掛西貝塚が国の文化審議会により10月11日に正式に国史跡に指定されました。

取掛西貝塚は、飯山満町と米ヶ崎町にまたがる台地上の畑のわずか30センチメートル下に広がる、1万年前の縄文ワールドです。

約76,000平方メートルという広大な史跡の取掛西貝塚では、これまでに縄文時代の早期の竪穴式住居跡が58軒みつかり、関東最大級の大集落であったことがわかっています。

貝塚の下からはイノシシやシカの頭を並べた史跡も見つかりました。これらが動物儀礼跡だとすれば日本最古のものです。

他にも土器や装飾品、動物の骨または角で作られたと思われる縫い針などが出土され、取掛西貝塚に住んでいた縄文人の暮らしも知ることができます。

国史跡を記念してギャラリー展示を開催

取掛西貝塚の国史跡指定を記念して、ギャラリー展示「船橋市初の国史跡誕生!奇跡の遺跡 取掛西貝塚」が船橋西図書館で開催されます。

日時

令和3年10月12日(火)から21日(木)
※10月14日(木)は休館
9時30分から20時まで(土日祝日は17時まで)

場所

船橋市西図書館 2階ギャラリー
船橋市西船1-20-20

アクセス

JR西船橋駅北口から徒歩約5分
京成本線京成西船駅から徒歩約15分

内容

・取掛西貝塚の概要や発掘調査などの様子を紹介した写真パネル約20点を展示
・取掛西貝塚で出土した約1万円前の縄文土器、貝製品などを展示

入館料

無料

船橋市観光協会では取掛西貝塚の各種パンフレットをご用意しています。どうぞお立ち寄りください。